第122号 2023/7/1発行
功徳は十方にみちたもう
久しぶりの本山参り
今年の春、京都東本願寺において、親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要が行われました。三条教区第十組(柏崎市・刈羽部)では、4月24日から26日までの2泊3日で参詣をしてきました。本山には、全国各地からたくさんのご門徒さんが参詣に来られておられました。
まだコロナ禍という事で三団体予定でしたが、24日の一団体のみ実行され、60人の参加でバス2台でのゆったり、賑やかな団体旅行ができました。
計画の時から、京都という遠い所であり、お参りが中心だったので有名観光地には行けませんでしたが、久しぶりの旅行だったようで、楽しそうな声が聞こえてきました。その理由の一つは、柏崎と違ってマスクをしていない人が多く見受けられ、解放感を身体中で感じているように見えました。もう一つは、外国の方たちが簡単に安心して来れるようになったので、どの観光地に行っても70%ほどが外国人で、以前より国籍が多く、私の訳せない言葉が主流でした。
新型コロナ感染が流行していた時には、ほとんど旅行(長い移動・外出)には出掛けていなかったので、観光客の受け入れ方やシステムが変わったので、初めてきた感覚になり、新しい発見がいろいろあったように思えます。これからは、個人の旅行も多くなるでしょうけれど、新しい旅行の楽しみ方がどんどん提供されてくることでしょう。
2日目の午前中の参詣前は、記念撮影は大丈夫だったけれど、参詣が終わってからは傘が必要な天候になっていました。昼食後の観光は、京都での唯一の場所で、市内を一望できる東山の「将軍塚青龍院」からの展望ですが、雨に煙ってほとんど見えなく、晴れた日の景色を想像しました。
京都を後にして長良川温泉へ向かいますが、バスが止まるたびに手荷物を増やしているようでした。
3日目は新緑の飛騨路を眺めながら郡上八幡・合掌造りの白川郷へ向かいます。郡上八幡市街地は、雨でゆっくり見学できませんでしたので、見学に行かないで買い物をしていた人も多くいました。しかし、また来てみたい街だと思いました。白川郷は、以前来た時より上手に整備されており、たくさんの人たちがゆっくり見学できるようでした。
たくさんの人たちと、色々な所へゆっくりと動ける時が、はやく来てほしいものです。合掌
聞光寺子ども会
当院 井上宗温
5月5日に、聞光寺子ども会を開催しました。聞光寺や中央幼稚園関係で、20名の子ども達が幼稚園児から中学生までと幅広く参加してくれました。小さな子ども達は保護者の方々との参加で、総勢30名を超えるにぎやかな1日となりました。
この子ども会は、京都の本山で開かれた「子どもの集いin東本願寺」とネットでつなげる『ZOOMでつながる!「子どもの集いin東本願寺」』というイベントへ参加したものでした。本山では3月から4月にかけて「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年立教開宗八百年慶讃法要」という大きな法要が勤められ、それに続けて子どもの集いも開催されました。ですので、京都の本山では全国の教区からスタッフが集まって沢山のブースが開かれ、お祭りの様になっていました。
その様子を聞光寺の本堂でスクリーンに映し出して、東本願寺境内の様子を見た後に、御影堂で勤められる正信偈のお勤めと一緒にお勤め。初めての子ども達もいましたが、皆の元気な正信偈が聞こえてきました。
その後は、一緒につながっている全国の子ども会の人達と一緒になってクイズに答えたり、ゲームをしたり。最初に内はただ中継映像を見ているだけだったので、少し飽きてしまっている子もいたようでしたが、クイズやゲームが始まると皆でわいわいがやがや、楽しそうな子どもたちの声がお寺中に響き渡っていました。
こうして子ども達がお寺に集まる会をこれからも続けて行けたらと思いました。
亡き人を偲ぶ生活の中に
今六十歳代の人は子どもの頃、親たちに、「楽しようと機械ばかりに頼っていたならそのうちに機械に使われるぞ」などと言われていました。
今の子どもたちは、物心がついた時から、調べること、考えること、書くことなど機械に任せているように思われます。知識を身に付けるには早くて正確でいいのでしょうが、急に思ってもいなかったことが起きた時に必要なのが、生活しながら積み上げてきた智慧ではないでしょうか。
智慧は色々なご縁を通して育てられるものでしょうから、同じところでの生活だけじゃなく、外へ飛び出して自然と共に生活することをしてはいかがでしょうか。
聞光寺・井上を訪ねる北信濃の旅
長野から柏崎へ移住してきた「聞光寺・井上氏」の故郷をたづねたいと以前から思っていました。
コロナ禍の規制が少し緩められてきた今年の秋に、お檀家の皆様と行きたいと思い、下記の予定で、日帰りでの旅を計画いたしました。
聞光寺のご門徒さんの多くは、長野方面から共に移住してきているといわれています。聞光寺があった地域(長野県若穂)の公民館でお話を聞き、その後現地を散策したいと思っております。
昼食後、近くの観光地を回り、柏崎に帰ってきたいと思っております。
日程 10月10日(火) 朝7時 聞光寺出発・・・夕方18時 聞光寺着
参加費 1万5千円
締め切り 9月20日(水)
定員 25名
※定員になり次第終了
参加を希望される方は、聞光寺へご連絡ください。