発行所:聞光寺発行人:釋温成寺報

第81号 2013/4/1発行

第80号

終わりが始まりになる

おかげさま

3月23日・24日(土・日)に、沢山の方々と賑やかに、中越沖地震によって倒壊しました、本堂と鐘楼の落慶法要を厳修いたしました。

それぞれが大変な中を、未来を見つめながらの協力が形を表させたのです。

当日は天気も良く気持ちのいい日でしたので気分爽快で、東本町の光圓寺様から、生の雅楽を先頭にしての、お稚児さんの加わったお練りが、聞光寺まで続きました。

喜びの表現は沢山あるのですね。今回は、古式をまねて自分達がその時その場で表現できる形を発表して喜び合う形をとりました。

行列しながらの雅楽の演奏はいいですね。

本堂完成が終わりではなく、出発となることが願われての法要が、落慶法要である。在家で言われている移徒わたまし法要のことである。

これからみんなで、生み出し育ててゆく責任を負う事になります。

責任を負う事は、楽しみを作り出してゆく事と同時に、張り合いのある歩みと生活が始まるのです。よろしくお願いいたします。

行道散華(ぎょうどうさんげ)

大きな法要において、衆僧が仏様の周りをお経を読みながら回り、その時々に紙製の花葩はなびらを散華さんげし、仏様を讃嘆する儀式です。

稚児行列というのは、庭儀ていぎや行道散華に花を添える意味で、小さなお子さんと共に列をなして行進することで、華やかに儀式を盛り上げるお手伝いをして頂いた子ども達です。もう少し多ければよかったのに・・・