発行所:聞光寺発行人:釋温成寺報

第70号 2010/7/1発行

第69号

あなたは、いつからあなたですか。

私から 変わらないと…

毎日西日本方面では雨が降り、東日本では、気温が高く蒸すが雨は降らない。

どちらの人達も「困った困った」と思い悩んでいるようです。

誰もが「良し」という事はないけれど、「何とかなるだろう」と生きているのではないでしょうか。

空の事は、人間の自由にはいかない事は誰でもが分かっている事なのだが、思いとは違う事が、悩み苦しみの生活をしているようです。

近年、毎年のように、異常だという声を聞いているし、発している現実を、みんな知っていますが、異常と感じるようになったのは近年かもしれませんが、十八〜十九世紀にかけて起きた産業革命以後の地球に起きてきている現象ではないでしょうか。

産業革命以後人間は、簡単で早く結果が出る便利さを欲して頑張ってきたのでしょう。

その為に私達、特に先進国と言われる国は、快適な生活が出来るようになり、また発展途上国は、先進国の歩んだ道を、先進国以上のスピードで歩んでいるようです。

途上国は、先進国が壊してきた、長い時間をかけて創り上げてきたそれぞれの文化を、粉々にしてでも、情報から伝えられる温かさの無い、見栄えが良く、自分だけが快適な生活・暮らしぶりを手本とするように生活を造り替えているようです。

どんどん文化を壊し、人間同士の競争を勝ち抜く為に、有史以来一緒に歩んできた、やさしく温かく包んでくれる自然を破壊している事を、頭では分かっているのでしょうが、「私だけなら」と、人が変われば自分が変わらなくても何とかなるような生き方をそれぞれが振り返ろうとしていません。

色々な人がさまざまな文化を創り出し、伝えながら命を守ってきた事が、私達の血肉となっている事を忘れてはならないと思います。

私が今ここで生きているという事は、沢山のおかげ様があるからで、そのおかげ様を支え、包み送り出してくれている働きが、私達が共に生きようとする時に働いてくれるはずです。

しかし、そのまま歩みを取り戻さなければ、人間は自滅してしまう事は間違いないと思われます。

安心してお参りが出来ます。
墓地

聞光寺境内にある墓地が、地震等による地盤沈下で、雨水が溜まってしばらく歩けなくなる所が目立っておりましたので、盆内までには何とかしようと取り掛かりまして、先日終了いたしました。

墓地は、古くからあるので綺麗には並んでおりません。そのためまだ不十分な所があるかと思いますが、気付かれましたらお知らせ下さい。


墓地借用の件

聞光寺境内地を借用しての墓建立は、檀家の方だけにに限り、永代借用となります。古くからの墓地なので大きさには多少の違いはありますが、今現在十区画ほど空いております。今後は、無縁墓等を整理しますと、多くの空地がでてきます。

なお、聞光寺檀家のお墓として、共同墓を用意してありますので、そこへの納骨も可能です。その時は、永代経を納めて頂く事になります。


赤倉有縁講

今年の日程は11月12・13日(金・土)の一泊二日です。詳細は、10月の「聞光」と同時にお届けいたします。赤倉ホテルの「有縁の湯」に浸り、仏様のお話を聞いて、楽しい一夜を過ごしませんか。


京都へ行きましょう。

来年春の親鸞聖人の御遠忌の参拝団体の参加者が、聞光寺割り当ての半分を超えました。あと32人です。

4月21日出発はあと25人。4月27日出発はあと7人です。

本山でのお参りはいすが用意されている指定席です。足の事は心配ありません。

本堂内陣の制作途中の仏壇等の見学を予定しております。