第65号 2009/4/1発行
黙っていることは、認めている事
次に伝える事
今期の冬の、雪国と言われてきた越後の国とは思えない暖かさと雪の無さは、これから毎年続くのでしょうか。ただ生活してゆくには、楽でいいのかもしれませんが、毎年今期のような冬であるならば、生活習慣や、仕事の流れ等、新しいリズムを造ってゆかなければならなくなるのでしょう。
地球温暖化の原因を作っている、二酸化炭素の排出量は、私達がより便利で快適な生活を望めば望むほど多くなってきています。今私達の快適な生活を支えているエネルギーは、化石或いは鉱物を使っての、火力発電・原子力発電によるエネルギーが中心になっています。
火力発電のエネルギーは化石なので、限りがあります。また原子力エネルギーは、少しの原料で大きなエネルギーを出しますが。大変危険であり、使用後もほぼ永久的に保安・管理をする必要があえい、原料は地球に在るものですからそのうち無くなります。
ならば、少しくらい高くても、安全でずっと使ってゆけるエネルギーを使う事がこれからの私達の生活様式ではないでしょうか。
それに叶うエネルギーはないのでしょうか?もう研究しているはずですね。
そのエネルギーを、より多くの人が使うようになれば、悪い所が見直され、よい所がより研究されて、より安いエネルギーが供給されるのではないでしょうか。そのエネルギーのための研究費が少ないように思えてなりません。
また、世界中で二酸化炭素の排出を減らし、地球の温暖化を止めようと、世界会議を開いて真剣に考えているようであるが、何か不可解に感じるのです。
それは二酸化炭素が売り買いされている事です。
地球全体の二酸化炭素を減らさなければならなくなっている現状で、たくさん二酸化炭素を出している国が、余り出していない国の分を買い、出している量を減らさなくても減らした事になっています。しかし、売った国は、売った金で自国の繁栄の為に、二酸化炭素を出す生活をするようになってゆくのではないですか。出していない国が出すようになるのですから、増えてゆくような気がします。
たくさん出している国は、今の現状から、より減らすように生活を変えてゆき、あまり出していない国は少しでも出さないでいいような機械や道具等を、先進国の援助を受けて使うような協力をする世界が、これからの地球に住む生き物としての使命であり仕事ではないでしょうか。
先進国の都合が優先しているように考えてしまうのは、私だけでしょうか。
格差社会を無くす為にも、自国の二酸化炭素を減らす為にじゃ、それぞれの国が努力をし、生活を考える事が、地球の上で生きてゆく人間の責任なのではないでしょうか。
人間はすぐに横道にそれてしまいます。次に生きる人達の事を考えると、私達の時代に「負の遺産」を残してゆくような事は、誰もしたくないはずだと思います。
私達が受け取ったこの地球を、より良い所にして、後世の子や孫に伝えなければならないのだと、最近つくづく思うようになりました。
歳を取り後が短くなって来たのを感じているせいか、最近人間の傲慢さが目立って来ている事を感じてしまいます。
最近のお墓事情
最近お墓のことでの相談が多くなっています。
第一は地震によって欠けたり傷が付いたりしたお墓を、ただ倒れない様に立てておくだけでいいのか、新しく建て替えたほうがいいのか、また欠けたりした所を直すことが出来ないかということを相談に来られるのです。
今、石屋さんは、直さなければならない石の、見えない所を切り取って、かけた部分に使い補修することを始めています。
山間部では、地域の墓地は、村を少し離れた高い所にあり、七十歳を超えた方々は、なかなか一人でお墓参りには行けない所になってしまっています。しかし、お墓の前には行けないけれど、山の下から手を合わされて居られます。
お墓参りがしやすいように、お墓を移そうと考えておられる方が多くなってきています。
市営の柏崎墓苑は、市内の堀にありますが、交通の便が悪く、自家用の自動車でないと行きにくい所のようです。
先の中越沖地震において、聞光寺境内にあるお墓の半分以上が被害を受けましたが、柏崎を離れておられる方が、お墓を直すよりも、現住所の近くに移転される方が居られましたので、境内の墓地内に少し空地ができてました。
また、地震後危なくないように片付けてはありますが、この1年半以上の間に、お参りに来られていないのではないかと思われるお墓が沢山見うけられます。
昨年、私(聞光寺住職)が分からないお墓に、持ち主、或いはそのお墓の持ち主の事を知っておられる方に呼びかける看板を、掛けさせて頂きました。すぐにではありませんが、数年掛けておき、連絡を待ちたいと思っております。
自分のお墓の近くの事で気になる方や、お墓の事情等を知っておられる方がご連絡下さい。
それでも分からなかったお墓(無縁墓)は、一ヶ所へ集め、聞光寺のお墓(聞光寺檀家共同墓)として、少し大きめのお墓を作ってそちらへ納骨してゆこうと思っております。
尚、聞光寺の墓は、これからお墓を守ってゆく人が居られない方や、お墓を作っても自分達だけしか入らないので、先行き心配に思われておられる方々も、お墓を建てずに最初からそこへ入る事ができるようにしたいと思っています。
気になる事がありましたらご相談下さい。